暗峠 奈良
2013/03/02-03
暗峠 奈良
奈良市内に宿泊!
家族旅行で東大寺二月堂のお水取りを見に行こうという話になり、奈良市内に宿泊する事になりました。大阪に住んでいると奈良は近すぎて日帰りするのが当たり前で、奈良市内に宿泊なんて考えた事も無かったけど、お水取りは夜の行事なので宿泊も良いかなと。
いつもながら私は1日目の日中は別行動。今回は自転車であの有名な暗峠を通って宿まで自走する事にしました。
暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)
今回のテーマはこれ
このガイドブックにのってる街道ルートを走ります。
まずは街道起点の高麗橋へ。
途中まで熊野街道と重複してます。
今回は暗峠を越えるのでサーリークロスチェックで、荷物も着替えの下着のみ。
松屋町のあたりまで南下したので「うえまち貸し自転車」に寄ってみたけど、あいにく不在だったので先へ進みます。
大阪側はところどころにこういった碑がたっていて散策を楽しめます。
東大阪ではほぼ産業道路が街道筋ですが、部分的に主要道路からそれるような形で旧い道なりが残ってたりします。
これから暗峠の坂を上らなきゃいけないので体力温存のためゆっくりゆっくり走り、昼過ぎに山すそに到着しました。
暗峠
近鉄の線路を超えるといよいよ暗峠の激坂道。暗峠です。
暗峠といえば日本一の酷道(国道)と呼び声の高いとにかく激坂で有名なところ。
wikipediaより
暗峠の西側、東大阪市東豊浦町にある勧成院の海抜が100m、峠の海抜は450mと高低差が大きい。そのため平均斜度は20%、最大斜度は37%と、自動車通行可能な国道としては日本一の急勾配になっている。 峠側から大阪側へ進む際には転がり落ちるような感覚になる。
大阪在住の自転車乗りとしては一度は上ってみなきゃいけない聖地?でもあります。
ま、私のサーリーちゃんは前28T後32Tとかなりの低ギア比になっていて少々キツい上り坂でも常にシッティングで上り切る事が出来るしゆっくり上れば大丈夫だろうと、坂に差し掛かるまでは思ってました。。
しかし…
いきなり何ですかこの急坂は!
写真右側の建物、奥のほうがかなり小さく見えるけど、遠近法ではありません!坂が急すぎて道がせり上がってるためです。
どこまで足をつかずに上れるかなんて気持ちは一瞬で吹き飛んでしまいました。
なんせ坂が急すぎてシッティングだと前輪が浮き上がってマトモに漕げないし、かといって立ち漕ぎしようにもセッティングがアップライト気味なので坂のせいでハンドルが手前に来すぎて物凄くバランスをとりにくい。しかも体力無いのですぐに息があがってしまいどうにもこうにもなりません。
10mほど走っては自転車止めて休みを繰り返し、少しずつ少しずつ上るしかない。正直自転車無しで歩いたほうが速いし実際何人もの歩行者に追い越されました。
有名な最大傾斜の場所、写真じゃ坂の激しさがわかりにくい。
私と同時ぐらいに2人連れの自転車乗りが暗峠にチャレンジしてました。
この後坂がゆるくなって、といっても普通にいえば急坂なんですけど、いよいよ峠の頂上に近づいたなという雰囲気になります。
この道、左側の細いほうが国道です。クルマじゃよう走らんわ。いえ自転車でも走れてないけど。
)
そして最後の石畳に入って峠攻略!
大阪側の峠道はわずか2キロほどですが、なんと80分もかかってしまいました。
この坂を上るためには自転車のポジションを変更しないと無理ですね、でももう二度と来ないだろうけど。
峠の茶屋で遅めの昼食、16種類の野菜が入ったカレー。
奈良
暗峠は奈良側もたいがいなもんですが下りなので体力的には楽々。
しかーし!南生駒駅を超えてからの街道がまたかなりの激坂で、すっかり体力消耗してしまった身にはもう漕いであがる余力がなくずっと押し歩きました。
下りでは舗装が悪く振動でデジカメを落として壊してしまうしもううんざり。
奈良盆地に入ってからはすいすい漕いでなんとか夕方には宿に到着しました。
宿で風呂に入り早めの夕食を済ませてガイドさんに連れられてお水取りを見学。
始まるまでの待ち時間が長かったけど楽しめました。
翌日
次の日は奈良観光。
いっぱい行ったので写真で簡単に。
奈良といえばやっぱりこれを見なきゃね! 日本のピラミッド、ズトー(頭塔)です。
ここの地蔵大仏は見ごたえありますよ。重要文化財なのに全然知られてないのもツボ。
春鹿酒造、ここで300円のお猪口を買うときき酒できます。
などなど。
奈良はちょっとまわるだけで見ごたえのある史跡がたくさんあって何度行っても楽しめます。
暗越奈良海道は想像した以上にハードでしたが今回も充実した旅になりました。
おわり
- 最終更新:2015-03-14 14:14:16