台湾1 阿里山
2014/06/25-30
台湾 1
台湾へ
台湾に5日ほど滞在しました。
はじめての台湾、何もわからない状態でしたが各地でレンタサイクルを借りて走りましたので簡単にレポートなど書いておこうと思います。
阿里山
台湾の新幹線、高鉄。車両は外見も中身も日本の新幹線と殆どおんなじ。
在来線で嘉義へ。
自転車生産王国台湾、自転車観光に力を入れている様子で自強号座席背もたれのシートにも自転車の絵が描かれている。
嘉義駅に到着。 駅コンコースに空襲時の避難路が書かれているのにちょっとオドロキ。
嘉義に来たのは阿里山森林鉄路に乗りたかったからでしたが、あいにく森林鉄路の切符は売り切れ。
平日だから楽勝で乗れると思っていたのに残念。2008年以来運休していた嘉義-奮起湖間が今月全通したばかりらしいのでその影響かな。
森林鉄道はあきらめるとして、せっかくだから阿里山までバスで行きました。
バスで約2時間、ものすごい山奥でしたがここも平日なのに観光客がいっぱい。
しかも高地のはずなのに結構蒸し暑い。他の観光客に混じって森林を散策したのですが汗ダラダラで、
人が多いのと暑くて暑くてあんまり森林浴みたいな気分になれなかった。
日帰りなのでそろそろバス停に戻りかけていると、列車の走る音が聞こえてきて、
慌てて写真を撮ろうと走ったけど間に合わなかった。 これまた残念。
バスの切符は駐車場脇のセブンイレブンで発売していました。
つぎのバスは午後2時過ぎ発、昼ごはん食べてなかったけど発車まで10分少々しかなかったので、おでんを買って食べました。
セブンイレブンのおでんは普通のものと激辛?の2種類あり、当然のように激辛をチョイス。
なぜか台湾のセブンイレブンには日本でもあまり見かけない沖縄のオリオンビールを売ってるみたいです。
やはり気候が似ているからこれが美味しく感じるのかも。
嘉義
午後4時過ぎに嘉義駅に戻り、ホテルにチェックイン。
汗を流して晩ごはん食べに出かけてみたけれど、初めての台湾は勝手がわからずうろうろ。
日中かなり汗かいたし冷房の効いたレストランでビール飲みたいと思っていたのにそれっぽい店は見当たらず、
屋台やファーストフード的な店構えの店ばかり。しかもメニューは日本語読みは出来ても中国語で読めないのでどうやって注文したらいいのかわからない。
いっそコンビニで済まそうかとも思ったけどせっかく台湾にきているのだからと意を決して店頭にメニュー写真のある店(たぶん魯肉飯の店)に入って何とか注文し席に着きました。
しかしここで新たな問題が、この店には水やお茶のサービスが無い。周りのひとを見るとコンビニや他の屋台で買ったドリンクを持ち込んで飲んでるじゃないですか!
喉はカラカラ、この状態でどんぶり飯は食べられないと慌ててテーブルの立て札に書いていた筍スープを追加オーダーしたけどこれだけじゃ水分足りなさそう。
料理が出てきました。写真を見てカラフルなやつを選んだのですがこれが激辛でして、喉カラカラ、口の中ヒーヒーで途中で気分悪くなってきて半分ぐらい残して店を出ました。
脱水症状の危険を感じたのでコンビニでスポーツドリンク2本とビール2本買いホテルに戻ってスポーツドリンク2本を一気飲み!
ようやく落ち着きました。
危なかった。
自行車租借
翌日、嘉義駅でレンタサイクルを借りました。
案内図の「自行車租借處」付近に行き、駅職員に「自行車租借」と書いた紙を見せて何とかレンタル成功。
なんと無料です。
レンタル用自転車はメリダ製のママチャリ、ドレスガードも付いてます。 てかメリダてママチャリも造ってるんですね。
そして台湾国土を自転車で初走行!
右側通行というのに少し戸惑いましたがオートバイレーンがあるのでわりと走りやすかったりして。
行き先は昨日バス車内でチラッと見えた阿里山森林鉄路の車庫、車庫が公園みたいに開放されているようです。
モチロンお目当てはシェイ! あの有名な蒸気機関車とご対面。
えーっと、シェイ・ギヤード・ロコというのは蒸気機関車の形式でして、普通の蒸気機関車はよく子どもがシュシュポッポッて手でマネするみたいに左右のらクランクを通じて動輪に直に動力を伝えているのに対してシェイはまるで直列エンジンのように車体中央右側に並べられたシリンダーからクランクシャフトを回転させ、その回転をユニバーサルジョイント・傘歯車を介して各台車に動力を伝えるという形になっています。
性能的な特徴としては、普通の蒸気機関車のような動輪が一直線に並ぶ構造ではなく電車などと同じように首を振る事が出来る台車になっているため急カーブに対応できる事と車輪のすべてを動輪に出来るので牽引力が大きい事でしょうか。
元々はアメリカの森林鉄道で急カーブ急勾配を沢山の木材を運搬する目的で開発された機関車で、ここ阿里山森林鉄路はまさにシェイあればこそ成り立っていたとも言えるでしょう。
動力装置が車体右側に集中しているため、ボイラーは車体の左側にオフセットされていて、正面から見るとその左右非対称さがよくわかります。
右側面のメカメカしさに対して左側面はものすごくあっさりした外観。
この25・26号機はかなり整備が行き届いていて、おそらく動態保存機じゃないかと思いました。
どんな機械でもそうですが、やはり整備された姿は凛々しいですね。
阿里山の列車の通過をビデオ撮影したり。
市場を散策してみたり。
昼過ぎぐらいまでに台北に行きたかったので嘉義はこれぐらいで、
駅近くの屋台で朝食を食べて自強号で台北へ向かいました。
ウンのツキ
安ホテルは朝食無しで、昨晩買っていた牛乳を飲んで済ませました、しかし私はお腹が弱いためしばらくしてお腹がゴロゴロ。
我慢しながら自転車で走ってたけど阿里山車庫で我慢できずトイレを探す。。 けどどこにあるかわからない。
いよいよ切羽詰ってきた!
園内を箒で掃き掃除してるおじさんが居たのでトイレのありかを聞こう! と思ったけどトイレって中国語で何て言うんだ?
こんなとき役に立つのが「旅の指さし会話」という本。 早速トイレが書いてあるページを開き、おじさんに駆け寄って
必死の形相でコレッコレッコレッと見せた。
おじさんは「トイメェン」と指差しながら答えてくれて、ああトイメンは向こう側て意味だったなとお礼もそこそこに全力疾走、
なんとかパンツを脱ぐ前の見切り発車は免れました。
あー助かったー。
しかし、あんまり慌ててトイレに入り安堵したためか、頼りの「旅の指さし会話」をトイレに置き忘れてしまい、
その後の台湾旅行がこれまで以上に言葉の不安に苛まれることに。
台湾2 太魯閣峡谷 へつづく
- 最終更新:2015-12-12 02:09:34